イスタンブールは世界で唯一のアジアとヨーロッパの境界に位置する都市で、古くから「東西文明の十字路」として繫栄し、ビザンツ帝国やオスマン帝国の都として約1500年もの歴史を紡いできました。
今でも多くの歴史的建造物が残っており、その異国情緒あふれる歴史的な都市景観から、世界でも有数の観光都市となっています。
前回の旧市街編に引き続き、今回はイスタンブールの新市街とアジア側について紹介します。
新市街もアジア側も、旧市街とはまた違う表情を見せてくれるので、これからイスタンブールの観光を計画している方や、イスタンブールについて興味がある方は是非参考にしてください。
なお、旧市街の旅行記やイスタンブールの概要、観光時の注意点は以下の記事で紹介しているので、よければご覧ください。
それでは旅のスタートです!
イスタンブール新市街・アジア側 旅行記

それでは早速、イスタンブール新市街とアジア側を旅していきましょう!
タクシム広場
タクシム広場は、イスタンブール新市街の中心地となっている場所です。
私が訪れたのは比較的早朝の時間帯だったので人はまばらでしたが、近隣に商業施設が多く立地しており、またイスタンブールと各地を結ぶ交通の要所ともなっていることから、地元の方も含め、日中には多くの人で賑わっているそうです。

このタクシム広場はトルコ共和国の建国を記念する場所であり、1923年にトルコ共和国が設立されたことを称えて設立された記念碑は見どころの一つです。
また記念碑の近くにはタクシムモスクがあり、無料で入場できます。
私は入場しませんでしたが、比較的観光客も少ないようなので、ゆっくりとモスクを鑑賞したい方は立ち寄ってみては如何でしょうか?

またタクシム広場から北へ少し歩くと、タクシム・ゲジ公園というそこそこ大きな公園があります。
この公園は、806年に設立された兵隊兵舎が起源で、一度取り壊された後に、サッカー場などの公共施設として利用されていたそうです。
今は緑豊かな公園となっており、新市街散策の合間に、この都会のオアシスでちょっとくつろぐのもいいですね。

イスティクラル通り
イスティクラル通りはタクシム広場を起点とした大通りで、タクシム広場と同様に、イスタンブール新市街の中心地の一つです。
歩行者天国となっており、ヨーロッパ風の建物や人気のショップ・レストランが建ち並んだ約1.4kmの目抜き通りを、イスタンブールの活気を感じながらゆっくりと散策することができます。


旧市街と同様に、バクラヴァやロクム(ターキッシュ・ディライト)の店が可愛いらしいです。

道の真ん中にはノスタルジック・トラムヴァイが走っており、トラムが走っている姿は、イスタンブール新市街を象徴する光景の1つと言えるでしょう。
このトラムは非常にゆっくり走っているので、急いでいる時の移動手段というよりは、観光時の記念として乗車するような位置づけで捉えるのがよいと思います。
ただ個人的には、トラムに乗車するよりも、散策することでイスティクラル通りの雰囲気を感じながら、このトラムの走っていく姿を眺める方がいいかなと思いました。


ガラタ塔
ガラタ塔は、14世紀にジェノバ人によって作られた石造りの「イエスの塔」を原型とした世界で最も古い塔の1つであり、イスタンブール新市街のランドマークとなっている建物です。


独特な見た目から、旧市街側からも新市街の街並みを形作るシンボルとして見ることができます。

世界遺産暫定リスト(=世界遺産の候補)にも登録されており、遠くないうちに正式に世界遺産として登録される日が来るかもしれませんね。
ただ欠点は入場料は結構お高めなところでしょうか。
私は外観から雰囲気を味わうだけで十分楽しめましたが、頂上からは新市街や金角湾をはじめ、360度のパノラマビューを鑑賞できますので、機会があれば是非訪れてみては如何でしょうか?
カラキョイの沿岸エリア
カラキョイは新市街のボスポラス海峡に面する地区の名称であり、ひとつ上で紹介したガラタ塔もカラキョイに位置しています。
私が紹介したいのはカラキョイの沿岸エリアで、旧市街側や金角湾の素晴らしい光景を眺めることができ、ただ海を眺めているだけでもすごく楽しめます。
ローカルフードであるサバサンドのお店も多く出店していますよ。


ところで、ここカラキョイをはじめ、後に紹介するオルタキョイやカディキョイなど、トルコには”~キョイ”という地名を多く見かけますが、このキョイは「村」という意味だそうです。
オルタキョイ
オルタキョイはイスタンブール中心部から北東方向に位置するボスポラス海峡に面したエリアです。
新市街エリアからは外れますが、新市街からフェリー等で簡単にアクセスでき、イスタンブール観光の穴場でもあります。
ここでの最大の見どころはオルタキョイモスクと第一ボスポラス大橋。
オルタキョイモスクはボスポラス海峡沿いに佇んでいることから海に浮かぶモスクとも呼ばれ、その美しい外観や第一ボスポラス大橋と織り成す光景は、オルタキョイのシンボルとも言えるでしょう。

また、第一ボスポラス大橋は2013年から2019年にかけて大規模修繕を行っており、そこには日本企業も参画していたようです。
世界で活躍する日本の技術、嬉しいですね。

またオルタキョイモスクのすぐ近くにあるオルタキョイ広場では週末マーケットが実施されています。
生憎、私が訪れた際は天候が崩れてしまったため人はまばらでしたが、普段は様々な露店と多くの人で賑わっているそうです。

ちなみにオルタキョイモスクや広場の周辺は鳩が多かったです。

カドゥキョイ
手短ですが、アジア側にも少し訪れましたので、アジア側のカドゥキョイについても紹介します。
カドゥキョイは、カラキョイやエミノミュからフェリーでアクセスでき、またバスや鉄道も多く発着していることから、アジア側の交通の拠点となっています。
ヨーロッパ側の観光地的な華やかさと比較して、これといった観光スポットがあったわけではないですが、どこか庶民的でよりローカルな雰囲気を感じることができ、街ブラしているだけでも日常的な姿を垣間見れて楽しめます。




またカドゥキョイにも可愛いらしいトラムが走っていました。
今回私は行けませんでしたが、トラムの終着駅であるモダは、ボスポラス海峡を背景にトラムが坂道を下っていく姿を見ることができるフォトジェニックな場所なので、アジア側を訪れる際は是非行かれてみては如何でしょうか?


新市街・旧市街・アジア側 どれがおすすめ?

イスタンブールは、新市街・旧市街・アジア側でそれぞれ異なった特徴があり、どこに行くか迷いますよね。
最後にまとめとして、どのエリアに行くべきか?についての私の所感をお伝えします。
・・・とは言いつつも、結局は何を重視するかによって、どのエリアに行くべきかは変わってくるというのが答えです。
ただ、実際に私が訪れた実感としては、
- 異国情緒あふれる雰囲気や歴史に触れたい方は旧市街
- 近代ヨーロッパの華やかな街並みや活気ある雰囲気を味わいたい方は新市街
- 素朴でありながらもローカル感に浸りたい方はアジア側
が適しているかなと思います。
私はイスタンブールに3日間滞在しましたが、駆け足でありつつも、主要な観光スポットは回れたので、3-4日程度滞在するのであれば、すべてのエリアに足を運んでみることをオススメします。

イスタンブールの紹介については以上です。
次回はカッパドキアに向かいます!

