台北の夜といえば夜市巡り。
今回は台北の夜市でも特に有名な、士林夜市、寧夏夜市、饒河街夜市の3大夜市についてのレポートです。
3大夜市の位置関係は以下のような感じで、同日に全ての夜市を回りたい場合は、士林夜市→寧夏夜市→饒河街夜市(或いはその逆)の順で回ると効率的です。

台北で夜市巡りを計画している方、どの夜市に行こうか悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。
※当記事の該当箇所は以下赤枠内です。

それでは旅のスタートです!
台北最大の規模を誇る 士林夜市
まずは台北で最も有名であり、最大規模の夜市である士林夜市に行ってきました。
士林夜市は学生街に近く、比較的リーズナブルな価格帯であり、B級グルメのお店も多くあります。
MRT(淡水信義線)の剣潭駅が最寄り駅で、そこから徒歩で行けます。
旅行ガイドなどでも見かけることが多いですが、士林夜市の入り口はこんな感じです。
この入り口の左手側に、顔より大きい巨大フライドチキンで有名な「豪大大鶏排」があります。

入り口を入ってからしばらくはアーケードが続きます。
このアーケード内は飲食の屋台というよりは、雑貨屋、玩具店、遊戯店が連なっています。


アーケードを抜けると、グルメのエリアに出てきました。

さすが有名な夜市とだけあって人が多いですが、やや通路が狭いうえに片側通行ではないので、人とぶつからないよう(もっと言うと、他の人が持っている食べ物などが自分の服に付着しないよう)気を付けることが必要です。
ウェットティッシュなど、さっと拭けるものを持参しておくと安心ですね。
また士林夜市は他の夜市と比較して、ゴミ箱の場所が分かり難く、ゴミ箱の数も多くないので、ポリ袋などを持参することをお勧めします。
ところで個人的にお勧めしたいのは、ピーナッツアイスクリームロールです。
米粉のような生地の上にアイスとピーナッツの粉末をまぶし、クレープのように巻いて提供されます。
パクチーを入れるかは店員から聞かれるので、苦手な場合はパクチー抜きにすることもできます。
生地のもちもち感と、アイスのしっとり滑らか感が絶妙にマッチして、とても美味しかったです。

ツーンとした臭いを発する豆腐屋さんも安定的に散見されました。笑

士林夜市は地上だけでなく、地下にもフードコート(美食區)があります。
フードコートはアーケード内から入ることができます。

フードコート内はこんな感じで、地上と異なり、テーブル・椅子が完備されていました。
ゆっくりと食事をしたい方は、フードコートを利用するのもアリですね。

そんな感じで士林夜市を切り上げ、次は寧夏夜市に向かいます。
グルメの宝庫 寧夏夜市
寧夏夜市は士林夜市と比べてやや小規模ですが、台湾の伝統的な食を扱う屋台が多く、グルメ好きにお勧めな夜市です。
台北駅からも近く、MRTの中山駅または雙連駅から徒歩で行けます。
士林夜市と同様にMRT淡水信義線沿いにあるので、台北駅から士林夜市に向かう途中、あるいは士林夜市から台北駅への帰り道に立ち寄るのに適したロケーションです。
さっそく夜市を散策しましょう。

寧夏夜市も人が多くて混雑していましたが、士林夜市よりは道幅も広く、歩きやすく感じました。

ここで頂いたのは、台湾名物のさつまいもボール(地瓜球)
もちっとした食感や、さつまいものほのかな甘みを楽しむことができ、小腹満たしに丁度良いです。
このさつまいもボールは他の夜市含め、多くの店を見かけましたが、店によって食感や味が若干異なるようなので、食べ比べてみるのも良いのではないでしょうか?

また南国らしく、スイカジュースも頂きました。
ミキサーしただけの果汁100%ジュースなので、味そのものはスイカを食べるのと変わりませんが、飲むとなるとまた新しい感覚ですね。(種も入っていませんでした)
日本では果汁100%のスイカジュースはあまり見かけないので、台湾に行く際は是非試してみてください。

寧夏夜市でもこのような遊戯店を見かけました。
この手の風船を打ち抜く?系のお店は、寧夏夜市に限らず、いろんな夜市で見かけたように思います。
台湾で人気なのですかね?


イノシシ?豚?を引き連れたニキにも遭遇。
ペットでしょうか?あるいは食用・・?
地元民は特に気にしていなかったので、さほど珍しい光景ではないのかもしれないですね。
私にとっては驚きでしたが・・笑

それではラストの饒河街夜市へ向かいます。
ローカルな活気があふれる 饒河街夜市
饒河街夜市は、士林夜市や寧夏夜市よりもやや離れた場所にあり、台北駅から行く際は、MRT淡水信義線の中山駅で松山新店線に乗り換える必要があります。
終点の松山駅からは歩いてすぐの場所です。
ここ饒河街夜市も美食で有名で、ミシュランのビブグルマンに選ばれた福州世祖胡椒餅は是非食べたい逸品です。
また華やかにライトアップされており、煌びやかなゲートが目を引きます。

饒河街夜市は道路中央の屋台を挟んで、左右それぞれ一方通行のような感じで、人の多さのわりには歩きやすく感じました。

ここで重大なことに気づきました。
せっかく台湾グルメを堪能しているのに、台湾酒を嗜んでいないと・・!
ちょうど屋台で台湾ビールを売っていたので、すぐさま購入しました。
台湾ビールにはいくつか種類がありますが、この ONLY 18 DAYS はその名のとおり、賞味期限が製造日からわずか18日の鮮度が高いビールです。
味は以前にカンボジアで飲んだアンコールビールと似たような感じで、クセや雑味がなく、すっきりとした軽い味わいで、夜市の脂っこい食べ物の相棒として丁度よく感じました。
ONLY 18 DAYS は饒河街夜市ではよく見かけましたが、台湾でしか手に入らないので、是非皆さんも台湾に行かれる際は試してみてください。

台湾ビールも調達したので、お酒のお供は無骨排骨酥。
この無骨排骨酥の屋台、饒河街夜市ではもちろん、他の夜市でも多く見かけたので、きっと台湾ではメジャーな屋台なのでしょう。
その名のとおり骨はなく、小ぶりで食べやすく、クリスピーな食感でした。
ちなみに店員さんが日本のアニメファンでした。笑

3つの夜市を一気に駆け巡った疲労からか、肝心の福州世祖胡椒餅を食べることをすっかり失念してしまったので、今後の宿題としてバケットリスト入りさせておこうと思いました。
これで台湾観光の目玉の一つであった夜市巡りは無事完了です。
次回はもう一つの目玉である、台湾屈指の観光地、野柳、十份、九份を巡ります。
