ニュージーランドの主要都市──オークランド、クイーンズタウン、クライストチャーチなど──へ向かう旅では、ニュージーランド航空を利用する機会が自然と多くなります。
だからこそ、「実際の評判はどうなんだろう?」と気になりますよね。
今回、ニュージーランド航空を利用し、成田からオークランドを経由してクイーンズタウンへ向かいましたので、実際に搭乗して感じたことを紹介します。
ぜひ、これからニュージーランドへ向かう旅のヒントにして頂ければと思います。
なお、オークランド空港での国際線から国内線への乗り継ぎについては、以下の記事が参考になると思います。

ニュージーランド航空の概要と評判
ニュージーランド航空(Air New Zealand)は、オークランドを拠点とする同国のフラッグキャリアで、スターアライアンスに加盟しています。
1940年に前身のTEAL(Tasman Empire Airways Limited)として設立され、現在は国際線・国内線を合わせて60都市以上へ就航し、100機前後の機材を運航しています。
安全性の評価は世界的にも高く、航空安全格付けサイト AirlineRatings.com をはじめとした各種評価で、長年にわたり安全性の高い航空会社として上位に位置づけられています。
同サイトの最高評価である Seven Star PLUS 認証も取得しており、事故記録、機材の平均年齢、訓練体制など複数の項目で高い基準を満たしています。
また、Skytrax や APEX などの国際的なアワードでも、機内サービスや座席クラスなど幅広い分野で評価を受けています。
企業としてはホスピタリティや環境配慮を重視しており、サステナビリティへの取り組みや、ニュージーランド国内での企業評価でも高い評価を得ています。
こうした内容を踏まえると、ニュージーランド航空は総合的に評価の高い航空会社と言えるでしょう。
ニュージーランド航空の特徴
ニュージーランド航空の特徴としてまず挙げられるのが、クルーの雰囲気です。
自然体でフレンドリーな接客が印象的で、過度に丁寧すぎるわけでも、業務的に淡々としているわけでもなく、ちょうどいい距離感で接してくれるため、機内での時間が心地よく感じられます。
離陸前にも特徴があります。
比較の例としてANA(ALL NIPPON AIRWAYS)を挙げると、ANAでは離陸直前のタイミングでチャイムとアナウンスが入り、乗客に「これから離陸する」ということが伝わります。
一方でニュージーランド航空にはそのチャイムやアナウンスがなく、滑走開始が突然で、少し驚く瞬間もありました。(もちろん、滑走路に入ったことは分かるので、滑走への心の準備はできていましたが)
さらに、ニュージーランド航空といえばユニークな機内安全ビデオが有名で、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の世界観を取り入れたものや、ニュージーランドの自然(例えばミルフォードサウンド)を背景にしたもの、スポーツ選手が登場するものなど、テーマ性のある映像が多く、乗客の注意を自然と引きつけます。
他のエアラインが提供する「整った安心感」に対して、ニュージーランド航空は「自然体の安心感」を与えてくれる印象があります。
形式的な安心ではなく、肩の力が抜けた状態で過ごせる安心感。
この違いが、ニュージーランド航空らしさとして際立っていました。
搭乗記|飛行中の様子と搭乗した感想
それでは、ニュージーランド航空に乗り込んで行きます。
今回搭乗する機材はB787-9、飛行時間は約10時間です。
機内の紫がかったピンクの色調が、ニュージーランド航空の独特さを感じさせます。

成田からオークランドへはほぼ太平洋上を飛行していきますが、今回の航路では途中少しだけニューカレドニアの上空を通過しました。

機内食は2回提供されました。(2回目は写真を撮り損ねました)
メニュー自体は可もなく不可もなく、いわゆる一般的なエコノミークラスの機内食という印象で、温かいメイン、パン、デザート等といった定番の構成です。

成田~オークランド便は夜行便であり、太平洋上をずっと飛行するので、飛行中にこれといった景色を楽しむことは難しいのですが、夜明け前に、気象条件が良ければ、機窓から素晴らしい朝焼けや朝日を眺めることができます。


この景色を楽しむ為に、オークランドへ向かう便では進行方向左側の窓際席が断然おすすめです。
眠い目をこすってでも、見る価値がありますよ。
ところで、飛行機は一般的に赤道付近を通過する際に気流の影響で揺れやすい傾向がありますが、この便では特に揺れもなく、終始快適なフライトでした。
さすが、世界屈指の評価を誇るニュージーランド航空といったところです。
いよいよ着陸が近づくと、オークランドの街並みが見えてきます。
海岸線と街の建物が朝の光に照らされ、旅の始まりを感じさせる瞬間で、心が躍りました。


オークランド国際空港に到着です。
ここから国内線に乗り換えですが、私は余裕をもって乗り換え時間を3時間確保していました。
ただ、オークランド国際空港での乗り換えは思ったよりスムーズで、3時間どころか2時間もかからずに、クイーンズタウン行きの搭乗口に到着しました。
オークランド国際空港での乗り継ぎについては、以下の記事で詳しく紹介しているので、よければご覧ください。

クイーンズタウン行きの便はA320でした。
そしてクイーンズタウンへは、ニュージーランド上空を飛行していきますので、眼下にはニュージーランドの雄大な山々や湖が広がり、まさに絶景のフライトを堪能できます。


オークランドからクイーンズタウンへの便は、A320をはじめとした小型機での運行が中心です。
加えて、便にもよりますが、山岳地帯を航行するため、この路線は一般的にやや揺れやすい傾向があります。
私が搭乗した際も、酷い揺れというほどではありませんでしたが、それでもそこそこ揺れを感じました。
それでも、その揺れを忘れてしまうほどの絶景が窓の外に広がり、機内から眺めるニュージーランドの大自然は本当に素晴らしいものでした。
いよいよクイーンズタウン空港に着陸です。
窓の外には、ニュージーランドに相応しい雄大な大自然が広がっていました。

クイーンズタウン空港はこじんまりとした空港で、ターンテーブルや出口に迷うこともありません。
北半球からニュージーランドへ向かう場合は季節が逆になるため、服装の調整が必要になりますが、ターンテーブルのすぐ近くにトイレがあり、荷物を受け取ってすぐに着替えることができるのも便利です。
また、空港を出てすぐの場所にバス停があり、そこからクイーンズタウン市内へ簡単にアクセスできます。
初めて訪れる人でも動線がわかりやすく、到着後の移動がとてもスムーズな空港です。
成田空港からオークランドで乗り継ぎ、クイーンズタウンまで飛行して感じたことをまとめます。
オークランド空港もクイーンズタウン空港も動線が分かりやすく、迷うことなく目的地まで進むことができました。
初めて訪れる人でも戸惑いにくい、安心感のある空港だと感じます。
また、ニュージーランド航空は、他のエアラインと比べて特別にサービスが突出しているわけではありませんが、フライト中にトラブルは一切なく、評価の高いエアラインならではの安心感があり、落ち着いた雰囲気の中で、快適に過ごすことができました。
そして何より、ニュージーランドの素晴らしい景色を眼下に見渡せたことが、この旅の大きな醍醐味で、移動そのものを特別な体験にしてくれたと思います。
ぜひ皆さんもニュージーランド航空での旅を存分に楽しんで頂ければと思います。
この記事で紹介する内容は以上です。
あなたの次の旅のヒントになれば幸いです。


