マルタ|クレカでOK!バス・フェリー乗り方完全ガイド(空港・バレッタ・スリーマ)

海上から至近距離で見上げる、巨大なドームと美しい街並みが連なる世界遺産バレッタの風景。 海外旅
旅行・観光ランキング ブログランキング・にほんブログ村へ

地中海に浮かぶ美しい島国、マルタ。
その魅力を満喫するために欠かせないのが、現地でのバスとフェリーの使いこなしです。
初めての国での移動は少し緊張するものですが、マルタの交通システムは驚くほどスマートで、慣れてしまえば、観光客でも迷わずスムーズに旅を楽しむことができます。

この記事では、私が実際にマルタを訪れた際の経験をもとに、バスとフェリーの乗り方完全ガイドをお届けします。
空港からバレッタへのアクセスや、バレッタ・スリーマ間の快適なフェリー移動、実際の乗車手順から車内の雰囲気までをギュッと凝縮しました。
初めての方が抱きがちな不安を、この記事で解消します。
あなたのマルタ旅がよりスムーズで快適なものになるよう、詳しくお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

💡あわせて読みたいマルタ観光ガイド
以下の記事ではバレッタやイムディーナの見どころもたっぷり紹介しています。
あわせてご覧いただくことで、マルタ旅行のイメージがさらに鮮やかに広がるはずです。

マルタ|世界遺産の首都バレッタの観光スポットと1日で回れるモデルコースを紹介!
地中海の中心に浮かぶ小さな島国、マルタ共和国。歴史と文化が折り重なるこの国を歩いていると、時間の流れがゆっくりとほどけていくような感覚になります。その象徴ともいえるのが、世界遺産に登録された首都バレッタです。ベージュ色の建物が並ぶ旧市街、石…
マルタ|幻想的な静寂の都イムディーナ観光ガイド!行き方や所要時間も紹介
マルタ島の中央部にひっそりと佇むイムディーナは、まるで時間が止まったかのような静寂に包まれた城壁都市です。賑やかな首都バレッタとはまったく異なる厳かな雰囲気を持ち、一歩足を踏み入れて細い路地を歩くたびに、中世の世界へ迷い込んだような感覚にな…

マルタの交通は本当にクレカだけでOK?

結論から言うと、マルタの交通はクレジットカードだけでほぼ問題なく利用できます。
私がマルタに滞在した際も、バスやフェリーではクレカ決済できました。
特に観光の要となる主要ルートはどちらもタッチ決済に対応しているため、お財布から現金を取り出す機会は滅多にありません。

空港にあるバスの券売機(下の写真)を見ても分かるとおり、VISAとMastercardといった主要な国際ブランドに加え、Apple PayやGoogle Payといったスマホのタッチ決済も幅広く利用可能です。
私はVISAのタッチ決済を利用しましたが、車内ではスマホをかざして乗車していく他の旅行者の姿も多く見かけました。
ただし、JCBカードのロゴはなく非対応のようですので、その点だけは注意が必要です。

マルタ国際空港にあるバス券売機に表示されたVISAやMastercard、Apple Payなどのタッチ決済対応ブランドのロゴマーク。

基本的にはクレカだけで軽快に旅ができますが、ごく稀に例外もあります。
決済時の端末リーダーが一時的に不調なことがあり、その場合は現金での支払いを求められるためです。
私もマルタに到着し、空港からバレッタへ向かう最初のバスで、ちょうど端末の不具合に遭遇して現金払いを余儀なくされました。
見知らぬ土地の初手で少し焦りましたが、滞在中に現金が必要になったのは後にも先にもその1回だけで、それ以外はすべて、クレカ1枚でどこへでも行くことができました。

万が一のトラブルに備えて多少の現金を持っておくと心強いですが、基本的にはお気に入りのクレカ1枚で、マルタの交通はどこまでも快適に利用できると実感しています。

バスの乗り方完全ガイド

マルタ観光での旅行者の強い味方がバスです。
島内のほぼすべての主要エリアを細かく網羅しており、空港からバレッタへ向かう最初の移動はもちろん、滞在中のあらゆる観光地を巡る際にも、多くの場合でバスが移動の中心になります。
初めて訪れる国でのバス移動は不安を感じる方も多いと思いますが、マルタのバスは仕組みさえ知ってしまえばとてもシンプルです。
あなたのマルタ旅行がより快適でスムーズなものになるよう、実際の経験をもとに大切なポイントを分かりやすく紐解いていきます。

バスの乗車・降車方法

マルタのバスは、基本的に前方の扉から乗車し、中央の扉から降車するという流れになります。

マルタのバス停で旅行者が前方の扉か路線バスに乗車する様子。

乗車時の運賃の支払いは、運転席のすぐ横にある決済端末にクレジットカード(またはスマホ)をピッとタッチするだけで完了します。
滞在期間が長い場合は乗り放題券や回数券を検討しても良いですが、数日間の短期滞在であれば、毎回その場でクレカ決済をする都度購入が一番手軽でおすすめです。

マルタの路線バスの運転席横に設置された赤枠で囲まれたクレジットカードのタッチ決済用端末リーダー。

マルタのバス料金は一律の定額制となっており、距離制ではありません。
さらに「乗車してから2時間以内なら、どこまで行っても、何度乗り換えても同じ料金」という、旅行者にとても嬉しい仕組みになっています。
そのため、乗車時にわざわざ運転手へ行き先を伝える必要はありません。
端末にクレカをタッチすると、運転席の横からレシートのような紙の乗車券が自動で発券されます。
この乗車券には決済した時刻が印字されており、2時間以内に別のバスへ乗り換える際、運転手に見せれば無料で乗車できます。

また、乗り方の最大の注意点として、空港やバレッタのような始発の大きな停留所以外では、バス停で手を挙げて乗車の意思を示さないと停まってくれません。
乗るべきバスが近づいてきたら、しっかり運転手にアピールしましょう。
とはいえ、大げさに手を振る必要まではなく、日本のタクシーを止めるときのように顔の高さくらいでスッと手を挙げれば、運転手はしっかり気づいて停車してくれました。

降車時は、車内の降車ボタンを押して合図をします。
車内では次の停留所がアナウンスされるため、聞き逃さなければ乗り過ごす心配はほとんどありません。
ただし、日本のバスのように各座席にボタンがあるわけではなく、座席によっては少し手が届きにくい位置にしか設置されていないこともあります。
そのため、車内に乗り込んで着席する際は、あらかじめ降車ボタンの近くの席を選んでおくと安心です。

マルタの路線バスの車内前方にある、手すりのポールに設置された赤枠で囲まれた黄色の降車ボタン。

車内の様子

マルタのバス車内は、日本の路線バスと比べても広すぎず狭すぎず、いわゆる「一般的な海外のバス」という落ち着いた印象でした。
ただ、座席のクッション性はあまり高くありません。
バレッタ周辺などの短距離移動であれば全く問題ありませんが、島を縦断するような1時間以上の長距離移動になる場合は、少しお尻が痛くなってしまうかもしれないので注意が必要です。

車内の前方には、現在時刻と次の停留所がリアルタイムで表示されています。
車内アナウンスの音声と合わせて、視覚的にも次のバス停がひと目で分かる仕組みになっているため、土地勘のない観光客でも降車タイミングを完璧に把握できて安心です。

マルタの路線バスの車内後方から撮影した、前方の通路や左右の青色と赤色の座席シート、つり革が並ぶ様子。

なお、事前にインターネットで情報収集をしていた際、「マルタのバスは運転が荒くて怖い」という口コミを何度も見かけましたが、私が滞在中に合計4回バスに乗車した限りでは、どのバスも荒さを感じることはありませんでした。
急ブレーキや急ハンドルで立っている人がバランスを崩すようなこともなく、至って普通の海外のバスという印象です。
もちろん運転手によって個人差はあると思いますが、私の実体験としては、万が一車内が混み合って立って乗ることになったとしても、過度に心配する必要はないと感じました。

空港⇔バレッタの移動

まずは、マルタ観光の起点となる、空港からバレッタへの移動方法をご紹介します。

マルタ国際空港に到着し、到着ゲートを出るとすぐの場所に、バスの券売機やサービスカウンター(券売所)が見つかります。
乗り放題券や回数券を購入したい方はここで手続きができますが、私のように都度払い乗車を予定している場合は、ここに立ち寄る必要はありません。
そのままスルーして、まっすぐ空港の外へと向かいましょう。

マルタ国際空港のターミナル内に2台並んで設置された、緑と白のカラーリングが特徴的なマルタパブリックトランスポートの自動券売機。

ターミナルを一歩出ると、道路を一本挟んですぐ目の前がバス乗り場になっています。
バスのフロントガラス上部には、大きなデジタル文字で「VALLETTA」などと行き先が表示されているため、基本的にはそれを見れば迷う心配はありません。
もし少しでも不安な場合は、乗り込む際に運転手さんへ「バレッタ?」と声をかければ親切に教えてくれます。
なお、大きなキャリーケースは車内には持ち込めないルールのようで、私が利用した際も、乗車前に運転手さんから「先に車体下のトランクへ荷物を入れるように」と案内されました。

マルタ国際空港のターミナルビル外観と、道路を挟んですぐ向かい側の停留所に停車している緑と白の路線バスの風景。

一方、バレッタから空港へ戻る場合は、バレッタ・バスステーション内にあるB1バス停から乗車します。
バスステーション内には各路線の乗り場が表示されていますし、B1バス停には空港へ向かう旅行者がたくさん集まっています。
大きなスーツケースを持った人たちが自然と目印になるため、迷うことなくたどり着けるはずです。

マルタのバレッタ・バスステーションに設置された、各路線の乗り場を示す青色の案内看板の風景。

ここで、マルタのバス停を利用する際の上手な立ち回り方をひとつご紹介します。
マルタでは、公共のオープンスペースで喫煙している方を比較的よく見かけます。
特にバレッタのB1バス停のような利用客が多くて混雑する場所では、周囲でタバコを吸っている人の煙が少し気になる場面があるかもしれません。

また、マルタのバスは日本のように並んで待つ整列乗車の文化ではありません。
そのため、もしタバコの煙が苦手な方は、バスが到着するまでは少し離れたクリーンな場所で待機し、目的地に向かうバスが停まってから乗り口へと移動するのがおすすめです。
実際に私もその方法で少し離れて待っていましたが、焦らなくても特に問題なく、スムーズに乗車することができました。

フェリーの乗り方完全ガイド

マルタ観光の移動時間をぐっと快適なものにしてくれるのが、主要な街同士を結ぶフェリーです。
バス移動ではどうしても避けられない現地の激しい交通渋滞をパスできるだけでなく、地中海の海風を感じながらショートカットで移動できるのが最大の魅力です。
初めて船に乗る際は「どこから、どう乗ればいいのだろう」と迷ってしまうかもしれませんが、フェリーの仕組みもバスと同様に驚くほどシンプルです。
ここからは、最も利用頻度の高いバレッタ⇄スリーマ間を対象に、スムーズな乗船のポイントを実際の経験をもとに詳しく解説していきます。

フェリーの乗船方法・場所

フェリーの乗船方法も、バスと同様にとてもシンプルです。
バレッタ側・スリーマ側ともに、乗船ゲートの入口付近に券売所があるため、そこで直接チケットを購入して乗り込みます。
券売所でもクレジットカードのタッチ決済が問題なく利用できるため、現金を取り出す必要はありません。

チケットは片道(Single)ずつ購入することもできますが、往復券(Round Trip)を購入すると、片道を2回に分けて買うよりも少しだけ料金が安くなります。
スリーマへ出かけ、観光後に再びバレッタへ戻る予定であれば、最初から往復券を購入しておくのが断然おすすめです。
なお、往復券を購入した場合は、帰りの復路でも全く同じチケットを使用します。
帰りの乗船時にスタッフへ提示して確認してもらう必要があるため、旅の途中で紛失しないよう大切に保管しておきましょう。

フェリー乗り場の場所についてですが、スリーマ側は海沿いのプロムナードを歩いていれば大きな看板や船がすぐに見つかるため、特に迷うことはありません。
一方で、城塞都市であるバレッタ側の乗り場は、高台にある中心街から海辺へとかなり降りていく必要があり、初めて訪れると少し分かりにくく感じるかもしれません。

バレッタ側の街中から乗り場へ向かう場合は、「Fortifications Interpretation Centre」を目印にするのがおすすめです。
この建物の目の前にある大きなカーブを曲がり、港へと続く坂道をそのまま下っていきます。

マルタのバレッタ側フェリー乗り場へと続く、下り坂と大きなヘアピンカーブの風景。

坂道をしばらく下っていくと海辺に到着し、そのすぐ先にフェリーの乗船ターミナルが見えてきます。

マルタの海辺に設置された、「VALLETTA - SLIEMA FERRY」の文字と白いテント屋根が目印のフェリー券売所と乗船ゲートの風景。

船内の様子

スリーマとバレッタを結ぶフェリーには、1階の船内席と、2階のデッキ席があります。

マルタの海に浮かぶ、2階のデッキ席に多くの乗客が乗った「SLIEMA TO VALLETTA FERRY」の白と赤のフェリー。

船内はすべて自由席になっているため、乗船後はどちらの座席も自由に利用できます。
ただし、2階のデッキ席には日よけや雨を遮るような屋根がありません。
そのため、雨の日や日差しが強すぎる日、あるいは風が強い日などは少し利用しづらく、当日の天候によっては1階の船内席を選んだ方が快適に過ごせる場合もあります。

また、2階のデッキ席は常にダイレクトに海風を受ける構造になっています。
そのため、帽子をかぶっている場合は風で飛ばされないよう注意が必要です。

マルタのフェリーの2階デッキ席に多くの観光客が着席し、前方に世界遺産バレッタの堅牢な城壁と教会の尖塔を見上げる風景。

バレッタ⇔スリーマの移動

バレッタとスリーマをフェリーで移動するのであれば、マルタならではの絶景を満喫できる2階のデッキ席を断然おすすめします。
海上から眺めるバレッタの堅牢な城壁や美しい街並みは本当に絵になり、わずか5~10分ほどの移動時間がそのまま極上の観光アクティビティになるほどです。

スリーマ側から地中海を挟んで対岸に見渡す、ドームや尖塔がそびえる世界遺産バレッタの街並み。
マルタのフェリーから眺める、スリーマ周辺の港に数多くのヨットやボートが停泊している穏やかな海辺の風景。

ただし、デッキ席はやはり旅行者に人気が高く、乗船が始まると良い席から順番に埋まっていきます。
そのため、座りたい席を確実にキープしたい場合は、フェリーの出発時間よりも余裕をもって乗り場へ行っておくのが安心です。

実際に私は、バレッタからスリーマへ向かう往路では時間に余裕をもって乗船したため、デッキ席に座ることができました。
一方で、スリーマからバレッタへ戻る復路では出発時間のギリギリに乗り込んだところ、デッキ席はおろか、1階の船内席まで完全に満席という状態でした。

とはいえ、もし座る席がすべて埋まってしまっていても、がっかりする必要はありません。
このフェリーは立ったままで乗船することも可能ですし、波による大きな揺れも少ないため、立っていてもバランスを崩すような心配はありませんでした。

むしろ、私は復路であえて立って乗船したおかげで、前に座っている乗客の頭やスマホが写り込まずに、バレッタの美しい街並みを写真に収めることができました。
海の上からじわじわと近づいてくる世界遺産の要塞都市はまさに圧巻の一言で、マルタ滞在中に見た数々の風景の中でも特に深く心に残っています。

この経験を踏まえると、特にスリーマからバレッタへ向かう移動では、席に座るために無理をして早く並ぶ必要はないのかもしれません。
たとえ席が埋まっていても景色は十分に楽しめますし、立ったままだからこそ綺麗に撮影できるシャッターチャンスもたくさんあります。

マルタでフェリーに乗船する機会があれば、たとえ座席が空いていなかったとしても、ぜひ2階のデッキエリアへ出てみてください。
海の上から見上げる歴史ある蜂蜜色の街並みは、陸地から眺めるのとはまた一味違った、感動的な美しさを見せてくれるはずです。

マルタの海の上から至近距離で見上げる、巨大なドームと尖塔がそびえる世界遺産バレッタの城壁と街並み。

 

この記事で紹介する内容は以上です。
マルタの公共交通機関は、事前に少しだけ仕組みを知っておけば驚くほど快適に利用することができます。
実際に私も滞在中はバスとフェリーを活用しましたが、移動で困るような場面はほとんどなく、行きたい観光地を効率よくスムーズに巡ることができました。
特にフェリーは、単なる移動手段の枠を超えて、それ自体が旅のハイライトになるほど魅力的な乗り物です。
きらめく海上から見上げる世界遺産の美しい街並みは本当に感動的ですので、マルタを訪れた際はぜひ一度体験してみてください。
きっと生涯忘れられない最高の思い出になるはずです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
この記事が、素敵な旅の計画づくりの参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました